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2023.03.28

【SDGsパートナー紹介】創業10年 必要とされる会社を目指してLOVESAIJOポイントの仕組みを活用/情熱工務店

【SDGsパートナー紹介】創業10年 必要とされる会社を目指してLOVESAIJOポイントの仕組みを活用/情熱工務店


SDGs目標11SDGs目標13

2023年2月18日。大阪府在住のご夫婦が今治市の山あいに所有する、広い畑を管理するための倉庫兼小屋が完成。
これを手掛けたのが、西条市壬生川にある工務店「情熱工務店」です。
「日本一あつくるしい工務店」と謳う情熱工務店。情熱工務店が主催する完成見学会では、LOVESAIJOポイントの仕組みを使って、原資を出資し、来場者にポイントを提供する取り組みを行っています。
情熱工務店のみで使える割引券や粗品ではなく、なぜLOVESAIJOポイントをプレゼントしているのか。取り組みや地域への想いを、代表の守口公三さんに伺いました。

朝から途切れなく訪れるお客様

2月18日に行われた、倉庫兼小屋の完成見学会にお邪魔しました。今回の完成見学会は、「焚火の会」と題し、施主様のご厚意で、敷地内で建設時に出た建設廃材を使った焚火やスウェーデントーチづくりなどを行いました。

会場には建設廃材を乾かした薪や地元の金属加工工房「雅iron-works」さんが手がけた焚き火台、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の体験コーナー、身体に優しい素材にこだわる地元のパン屋さん「れもん」さんの出張パン屋さんなどがずらり。

お客様と守口さん
スウェーデントーチづくりに挑戦するお客様(左)と守口さん(右)

もちろん、来場者にはLOVESAIJOポイントのQRコードを読み取ってもらい、ポイントもプレゼント。

―――焚火の会を実施した経緯は?

焚火の会の様子
焚き火の様子

守口さん:寒い時期って、なかなか外に出て積極的にイベントに行こうって思えないでしょ?「完成見学会」って名称で実施するのが一般的だけど、それだけじゃなく、焚火を通じて温まって楽しんで帰ってもらえたらいいなと思って。
お客様に「来てよかった」と思ってもらえるように、私の考えに賛同してくれる地元のパン屋さん「れもん」さんにもパンを持って来てもらって、協力してもらっています。

れもんさんれもんのパン
出店した「れもん」さんとパン


ご参加されたご家族連れにお話を伺うと、「子どもに本物の木を触らせたかったんです。普段の生活の中ではなかなかこういった機会はないですからね。」とにっこり。

今治市から来たお客様は、「市外やけど、LOVESAIJOポイント知っとるよ!ええ取り組みやね」。

それぞれ目的をもって、今回のイベントを楽しみに来てくださったようです。

イベントQRコード
来場者にLOVESAIJOポイントをプレゼントするためのQRコード(左)と情熱工務店の公式LINEアカウントのQRコード(右)を用意

――なぜLOVESAIJOポイントを自前で出資してまでお客様にプレゼントしているのでしょうか?

守口さん:みんなに喜んでもらえるような取り組みがしたいってずっと思ってたんよね。
もともと自然への関心も高かったし、SDGsの概念が出てきて、自分も何かSDGsの達成に貢献したいなと。
そんな中、西条市でSDGs推進協議会が立ち上がると聞いて早速入会。地域内での消費を加速させて循環ができるLOVESAIJOポイントの仕組みにも賛同しました。ポイントをきっかけに、情熱工務店を知ってもらえれば、当社で使われなくても地域全体への効果はあると思っています。

地域から必要とされる会社になりたい

創業10年を迎えた情熱工務店。目指すはグリーンレジリエンスな会社だそう。

熱心にお話しくださる守口さん
熱心にお話しくださる守口さん

―――グリーンレジリエンスな会社とは?

守口さん:手掛ける住宅もそうなんですが、自然にも人にも優しく、強靭な、粘り強い会社でありたいということです。
特に環境への配慮とか、災害に強い地域づくりに貢献していきたい。
そんな中、企画中なのが「ゼロエネルギーハウス」の建設です。事業再構築補助金という制度を申請中なんですが、それが選定されれば早速取り掛かりたいですね。
太陽光、蓄電池、薪ストーブ、床暖房などを取り入れて、住宅内で必要な電力はすべて住宅内で賄う。そんな住宅です。
ここを展示場として使うだけじゃなく、コミュニティの場にしたいんですよね。例えば、電力は自前なので災害の時にも避難所として不自由なく過ごせます。
また、オープンキッチンやイベント会場として貸し出したり、行く行くはキャンプグッズや防災グッズの販売スペースも設けたいと思っています。
地域あっての会社。地域から必要とされる会社じゃないと長続きしません。地域の人たちにファンになってもらって、困ったときに頼ってもらえるような活動を続けていきたい。

施主ご夫婦
温かくお迎えくださった施主の岡田ご夫妻

今回イベント会場となった倉庫兼小屋の施主、岡田さんご夫妻はこう話します。「1,000平米の土地と畑を管理するために建設を計画しました。当初は進入路もないし荒れ放題で、行政との調整も本当に大変でした。でも、情熱工務店さんが親身になっていろいろと調べてくれて、何とか形になりました。本当に情熱をもって対応してくれた。うれしかったしほかのところでは受けてもらえなかったと思います。感謝しています。」

豪快で満面の笑顔が印象的な守口さん。普段のお仕事に対する姿勢も、お客様や地域ファーストで活動されていることが伝わってきました。

店舗情報

集合写真
(左から)「れもん」さん、スタッフの皆さん3名、守口さん

情熱工務店
住所 西条市壬生川701番地4
TEL 0898-64-5058
HP https://jyonetsu-koumuten.jp/

Instagram https://www.instagram.com/jyonetsukoumuten/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D