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2023.03.24

【SDGsパートナー紹介】約1,000点の制服を扱う 市民待望の制服リユースのお店をオープン/UNIUSE

【SDGsパートナー紹介】約1,000点の制服を扱う 市民待望の制服リユースのお店をオープン/UNIUSE

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2022年11月、商店街の銀座街にオープンした学校制服リユースショップ「UNIUSE(ユニユース)」。ここでは使い終わった制服を次に必要な人につなぐプロジェクトが始まっています。
広報さいじょう2022年11月号の特集「このまちが好きだから SDGsの話をしよう」でも、このプロジェクトが取り上げられました。


広報さいじょう2022年11月号はこちらから


今回は、オープン以降のお店の様子やお客様の反応、今後チャレンジしたいことなどについて、ユニユースの代表 塩出穂乃香さんにお話を伺いました。

店内に所狭しに並ぶ制服

店内
 

―――制服はどのくらい集まりましたか?

塩出さん:フリーペーパーに広告を出して、期間限定で制服の買い取り金額をアップした効果などもあり、今は約1,000点を扱っています。
小学校の制服は、小学校数がたくさんあり長期間着用するので、状態がよいものを豊富なサイズ取り揃えるのはなかなか大変です。

 

―――どんなお客様が多いですか?

塩出さん:「サイズアウトしたけれどあと数年のために新しい制服の買うのはもったいない」という方や、特に体操服は「汚れるしリユース品でよいので洗い替え用にもう一枚ほしい」という方が多いです。
それから、2024年度から西条北中学校が制服を変更する予定だそうで、この春入学する生徒さんは今の制服を着るのが1年だけなんです。なので、この1年はリユースの制服を着て、2024年度からは新しいものをと考えるお客様が最も多いですね。

卒業するまで着用されたリユースの制服を取り扱うユニユース。店内は清潔感を大切に明るいお店作りに気を配っているそう。
ガラス張りの入り口で、アーケードからでも店内がよく見えます。「これからが入学シーズン本番。たくさんのお客様に興味を持っていただいて、もっとユニユースを知ってほしい。」塩出さんはそう話します。

商店街に人が集まる場所を

「こんなお店、もっと早くできてほしかった」「思い出の制服を捨てるのは忍びなかったので、また次の世代に使ってもらえるのがよかった」とお店がオープンしたことへのお客様からの喜びの声をたくさんもらうという塩出さん。

塩出さん
にこやかにお話される塩出さん


お店をオープンした場所は、塩出さんのご祖父母様の代から続く内装業を手掛ける「株式会社かわにし」が、2年前まで営業していた空き店舗。ここを改装してユニユースとして再出発しました。

―――お店を商店街にオープンした理由は?

塩出さん:当社かわにしの店舗を閉めて2年。1店舗でもなくなるとアーケードはやっぱりさみしくなってしまいました。
商店街に再び足を運ぶきっかけをつくりたい。そんな思いで再出発しました。ユニユースをコミュニティの場にしたいですね。
たとえば、制服の着方って学校では教えてもらえないんですよね。リボンの結び方がわからないとおっしゃるお客様もいて、店内が即席の結び方講座みたいになったこともありました。
特に引っ越してきた方は学校の情報が少ないので、ご家族同士の情報交換の場などとして使ってほしいですね。


お店をオープンして約3か月。もう少しお店の運営が落ち着いてきたら、2階に交流スペースや貸しスペースを作りたいという塩出さん。
ユニユースに思い出の制服を託す人とこれからの学校生活を楽しみに制服を買いに来る人をつなぐことはもちろん、ユニユースが気軽に立ち寄れてさまざまな世代の人たちがホッとする、あったかい場所になる。塩出さんのお話からは、そんな期待がわいてきました。

店舗情報

入口
スタッフの日浅さん(左)、塩出さん(右)
 

UNIUSE(ユニユース)

住所 西条市大町1681
TEL 0897-56-2912
営業日時
月・火・木・金曜日 11:00~15:00
土曜日(不定期営業) 10:00~16:00
※各月の営業日時やお問い合わせはInstagramをご確認ください
Instagram https://www.instagram.com/uniuse_saijo/
HP https://uniuse.jp/