【SDGsパートナー紹介】若手を中心に、小さなことから一歩ずつ/田窪工業所
「お宅が物置になる前に。」のCMでおなじみの田窪工業所。
物置や収納庫のほか、自転車置き場やガレージ倉庫などの製造や販売を行っています。
黒田社長の一声で本格的に始動
元々、ごみの分別や水の使用量の削減など環境のために社員一人一人が意識して取り組んでいた田窪工業所。昨年「SDGsに取り組むべきだ。」という黒田祐弘代表取締役の一声により、2022年4月1日から本格的にSDGs活動を始めます。
活動するにあたり、田窪工業所がSDGsに取り組んでいることを広めるため、HP上で「SDGs宣言」を行いました。SDGs宣言では、環境を豊かにする・社会を豊かにする・人生を豊かにするという3つの目標と「包装材の削減」、「環境配慮型設備の推進」など、田窪工業所ならではの10のゴールを定めます。
その後、田窪工業所では13人で構成されるSDGs推進室を発足。3つの目標を基に、環境チームと、人生・社会チームの2グループに分かれて活動しています。このメンバーは業務に寄せて、若手を中心に商品開発本部 部長兼 開発部長の日野さんが選出。人前で話すことや自分を示す場がコロナ禍に入り少なくなってきたため、もっと前に出てほしい!という思いからメンバーを決めたそうです。
SDGs推進室が行ってきた取り組み
まず社員がSDGsについてどう感じているかを調べるため、社内アンケートを実施。社内アンケートでは、「SDGsの取り組みに関してどう思うか」と問いかけたところ6~7割の社員が肯定的な意見だったそうです。前向きな社員が多く非常に安心したと日野さんは話します。
その後、社員がSDGsについて理解を深めるにあたり取り組みやすいと考えた、「SDGsカードゲーム」に参加を申し込みます。当日は約30人の社員が参加。参加者全員が楽しんでカードゲームに参加し、SDGsについて理解を深めていました。
田窪工業所では、そのほかにもSDGsに関する活動に取り組んできました。
それは、「献血活動」です。11月に田窪工業所は社員向けに献血活動を行いました。献血は、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に属します。また献血により血液事業が強化され、より良い医療サービスを患者に提供することができます。
―――献血活動に取り組んだ感想を教えてください。
日野さん:献血活動は初めての試みでしたが、我々の力が少しでも役に立てれば幸いです。また、今回の献血活動は社員のみが対象でしたが、いずれは地域の人も対象にし、広めていけたらいいですね。―――SDGsに関して、社員にどう向き合ってほしいですか。
日野さん:今の子どもたちは、学校でSDGsの勉強をするそうです。もしSDGsに関して自分の子どもから質問された際、うちの社員が胸を張って答えられないと、少し残念な気持ちになります。社員全員が子どもたちや社会に胸を張って仕事していけるよう、SDGs推進室のメンバーで協力し合って今後の活動を考えていきたいですね。そのほかにも、「SDGsの取り組みは勿論ですが、田窪工業所の創業地である今治市にも貢献できるような取り組みをしていきたい。他社(まわり)を巻き込んだ事業も楽しそうですよね。」と熱く語る日野さん。今後は社員一人一人がSDGsに対して向き合っていけるようにSDGsに関する活動を会社で主催できるようにしていきたいそうです。
これからも田窪工業所の挑戦は続きます。
株式会社田窪工業所
住所 西条市北条962-7TEL 0898-65-5000
ホームページ https://takuboindustrial.com/