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2022.11.09

【SDGsパートナー紹介】まちのお店として、できることから/いちくらカフェ

【SDGsパートナー紹介】まちのお店として、できることから/いちくらカフェ

 ゴール11 ゴール12

西条市三津屋にある、大人が集まる人気のバル「いちくらカフェ」。オーナーの福田貴義(ふくだたかよし)さんは、自分のできることからと、まちに関わり続けています。
その活動の一つとして選んだのがタオルの端材を使ったコースターの製作販売。
挑戦最中のコースターづくりや、まちのなかで活動する福田さんの想いを伺いました。

 

地元企業との交流から生まれたアイディア


―――どうしてコースターを作ろうと思ったんですか?


福田さん:上質な今治タオルを製造している西条市三芳の星野タオルさんと雑談していて、『タオルの端材って使い道がなくて捨ててしまうんだよね』という話を聞きました。正規のタオルと品質は変わらないのにもったいない。これが新しい何かにリメイクできたら、ごみが減って星野タオルさんにもまちにも喜んでもらえるんじゃないかと思って。

コースターの名前は決まってないけれど、「『エコースター』なんてどうやろか?」と考え中だそう。

福田さん:コースターは年内には完成予定。まずは自分のお店で使ってみて、イベントなどでも販売しながら、ゆくゆくはほかのお店でロゴなんかも入れたり自由に使ってもらって広がればいいな。タオル生地で吸水性も良いので、例えば個人のお客さんにキャンプなどアウトドアにも気軽に使ってもらいたいなと思っています。

タオル端材コースター
試作中のコースター。正規のタオルの柄をそのまま使用し、お店のロゴを入れる予定。

 
まちのために、自分ができること

いちくらカフェは、「おいしい食べきり運動推進店」の登録店。制度ができた令和3年6月当初から登録しています。
 

―――「おいしい食べきり運動推進店」に登録された理由は?


福田さん:もともと日本料理の料理人をしていたんですが、その頃から外食産業に食品ロスが多いことは気になっていて。自分のお店を持ってからは、少しでもロスが減らせたらと、真空パックができる機械をお店に導入して食材を長持ちさせたり、食べ残しが多いお客様には持ち帰りのパックを提供したり、続けられる範囲で取り組んでいます。

お店の営業も忙しい中で、コースターづくりや食品ロス削減の取り組みのほか、地域のイベントや地元企業へのお弁当の配達など、積極的にまちに関わり活動している福田さん。
 

―――まちに関わり続ける、その原動力は?


福田さん:やっぱりこんな活動が好きやし楽しいんよね。松山出身やけど、西条で働き始めて西条での生活の方が長くなりました。お祭りや消防団などにも参加していますよ。やっぱりつながりは大事。特に経営の先輩たちからは大きな影響を受けています。『地域あってのお店だから、地域に還元しないと』とよく言われているし、同業の仲間と『いっしょにやろや!』と声をかけあうことが多いです。

自分が好きだから、楽しいから続けられる。『これからも小さなことでも自分ができることから、仲間と一緒に取り組んでいきたい』と心強いお言葉をいただきました。
まさに『いっしょにやろや ちょっとずつ』。コースターをきっかけに、さらにまちに取り組みが広がりそうな予感。完成が楽しみです。

取材風景
 
店舗情報

いちくらカフェ

住所 西条市三津屋南9-46
営業時間 17:00~翌1:00
 ※喫煙可能店のため、20歳以下の入店不可
 ※日曜日は22:00閉店
定休日 月曜日
TEL 070-4281-7560
SNS Instagram #いちくらカフェ
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